コロナウイルスの影響により、大きく世の中が変わってしまいました。
環境の変化は大きなストレスになりますし、日本経済も良くない方向に動いているので金銭的にも苦しい人が増えています。
うつ病になっている人は年々増加し、近年では5人に1人が一生のうちにうつ病になる可能性があると言われています。
1.「5人に1人」|第4回「精神保健・精神疾患を学ぶ」|なぜ、なに、どうして? 学校保健|特集|学校保健ポータルサイト (gakkohoken.jp)
「スポーツはうつ病に効果があり、特に筋トレは良い」と聞いたことがある人も多いかもしれません。
4年半筋トレを継続していて、うつ病になってしまった私が実体験と論文をもとに筋トレとうつ病について語ります。
筋トレはうつ病に効果あり?【体験談:筋トレしててもうつ病になります。】
うつ病は心の病気であることを忘れないでください。
私は筋トレの大会に出るほど、筋肉を鍛えているため、外見的に見ればすごく健康的に見えます。しかし、うつ病になりました。

結論ですが、
うつ病予防や改善のために筋トレをしよう!始めさせよう!は危険です。
経験談から語るので間違いないです。解説していきます。
筋トレがうつ病に効果的だと言われる理由

うつ病が発症する大きな原因として脳内の神経伝達物質であるホルモンの分泌がうまくいっていないことが言えます。
- ノルアドレナリン
- セロトニン
- ドーパミン
上記は幸福ホルモン、やる気のホルモンと言われているものです。低下してしまうと、気分が暗くなったり、やる気が出なくなったりします。
うつ病治療にはセロトニンの分泌を高める薬を飲むことで回復する方法があります。それほど、セロトニンは大事なわけです。
では、なぜ筋トレは効果的と言われるのでしょうか?
理由は筋トレでホルモンの分泌が促されるからです。
- ノルアドレナリン
- セロトニン
- ドーパミン
- テストステロン
- エンドルフィン
なんと、
うつ病で減少するホルモンは筋トレで分泌を促すことができるのです。
筋トレがうつ病に良いという理由は、
ホルモン分泌によるものだ!と納得がいったでしょう。
筋トレのメリットはその他にもたくさんあります。「筋トレが最強のソリューションだ」という本も出版されているくらいです。(私が大好きな本です。)
最強かもしれませんが、絶対ではないことは私がうつ病になったので証明していますが、筋トレは最高です。
筋トレはうつ病の病状回復や予防に使える?
先ほど紹介したように、
筋トレはうつ病に効果があると言えるでしょう。
しかし、「効果がある」だけであり
病状回復や予防に使えるかと言われれば別の話です。
病状回復に使うのは極めて難しい
うつぎみになっていた時に気分を変えようとジムに行きました。
しかし、ジムで筋トレしている最中もモヤモヤとした気持ちがずっと続き、筋トレに集中できませんでした。好きなことができないのは余計に辛いのです。
うつ病になってしまえば、お風呂や歯磨きなど”当たり前のこと”がめんどくさくなってしまいます。
当たり前のことができないのに、筋トレを始めよう!なんて無理です。
うつ病が落ち着いてきたら、運動や筋トレで気分を変えるのはありですが、病状を良くしようと無理やりするのは絶対にやめてください。
筋トレはうつ病予防になる?
結論、予防になります。しかし、あくまでも”予防”です。
筋トレを4年半続けており、筋トレの爽快感や成功体験などにより気分が上がる体験を何度も感じてきました。
明るい気持ちになれるので、予防に役立っていたと断言できます。
しかし、うつ病になる理由を筋トレや運動では直接解決できません。
私がうつ病になった理由は
仕事のストレス、プレッシャー、目標がない感じなどでした。
いくら筋トレをしても、仕事のことが解決されるわけじゃないので、モヤモヤの種は残り続けていたわけです。
予防の助けになるもので、解決するものじゃありません。
筋トレしていてもうつ病になった私が言える、最強のうつ病対策
筋トレを週に3~7回していた私がうつ病になり、筋トレできなくなりました。
筋トレでうつ病を解決するのではなく、筋トレをできる状態で生活できることが最強のうつ病予防だと言いたいです。
趣味である筋トレ、運動ができなくなった時にはもう遅い。うつ病です。
ならば、筋トレができないメンタル状況になる前に、自分の心のSOSに気づき休むことが一番のうつ病対策です。
趣味をする気になれない、なんかテンションが上がらない、外に出て運動する気になれないと思ったら休みましょう。
筋トレよりよっぽど効果がありますよ。
まとめ!
筋トレはうつ病に効果ありだが、
最強のうつ病対策は筋トレや趣味ができなくなったという自分の心のSOSに気がつき、すぐに休むこと!です
みなさんが無理なく、楽しく生活できることを望みます。
では、また!
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